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マイナンバー制度をがっつり勉強する

マイナンバー制度の概要、そして詳細を理解することを目的としたブログです。

マイナンバーって本当に同じ番号の人はいないの?

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既に全国民に割り振られたマイナンバー。気になるのは本当に番号がダブっていないのかどうか。日本の国民や約1億2,000万人。それだけの数があって、全くダブリがないって本当でしょうか、システムのミスも起こったりはしないのでしょうか。ちょっと調べてみました。

 

特殊な方法を使用しているため番号はかぶらない

いきなり結論が出たのですが、どうやらマイナンバーは同じ番号の人が出ない仕組みになっているようです。1億2000万人全てに確認することはできませんが、調べたところ、制度開始直後からそういう議論はもちろんあったようで、絶対にかぶらないように住民票コードを特殊な方法で変換した上で、検査用の数字を末尾に加えるという方法をとっているそうです。

検査用の数字とは数字の入力間違いなどを防ぐために、その前の11桁を規定の計算式をもとに算出された数字です。一見すると住基ネットに依存した形式には見えます。ただ、番号がかぶるかという観点では、上述のように心配する必要はなく、マイナンバーによって住基ネットの住民票コードがわかることはありませんし、そのほか生年月日等の個人情報がわかることがないようにもつくられているのです。

生年月日や自分の情報との関連も全くない番号で、そもそもマイナンバーの特徴としてあるのが、唯一無二性。1人にひとつの番号というCMも流されていましたが、それぞれに異なった番号があるというのがマイナンバーの大前提です。そう考えると、やはりマイナンバーに同じ番号の人はいないといえそうです。

 

制度発足に影響を与えた「消えた年金問題」

もう1つ、マイナンバーの番号がかぶらないと言える背景には「消えた年金問題」があります。2007年に起きた消えた年金問題ですが、要は多くの人の年金記録が正確に行われていなかったのが問題だったわけですが、その時の理由は転職や結婚、転居でその人の個人情報が変わった際に、年金情報が引き継がれていなかったということが多かったようです。

もし、そこで1人ひとりに固有の番号があれば問題は起きなかったのでは?というのが、マイナンバーが発足することになったきっかけだったのです。ちなみに、この時に問題を起こした社会保険庁という組織はなくなり、日本年金機構が新しく生まれました。これで安心と思ったはずが2015年9月には100万件を超える年金情報の流出を起こしてしまいました。

これを踏まえると、人の力でこうした細かな問題を100%問題なく処理するというのは、難しいという結論が出たのかもしれません。とにかく、上述のような理由で発足されたマイナンバー、行政にとっても混乱を避けるために、同じ数字が割り当てられるということはなさそうです。

 

延期された年金情報との連結

上述のように年金問題解決も大きな理由だったマイナンバーですが、その根幹となるはずの年金の個人情報とマイナンバーの連結は既に延期されることが決まっています。いくつかの制度は2016年1月〜スタートしていますが、年金情報との連結は1年延期される予定です。

これは、これまで問題となった年金の記録忘れや情報流出を防ぐために慎重になっているためだと言えますが、もともと2016年1月から始まる予定だったものが遅れているという状況を聞くと、セキュリティ面での安全性や円滑性が充分に担保できないというだけなのではないかという気もしてきます。

本当に2017年1月から年金制度とマイナンバーの連結が始まるのか、注視しなければいけないでしょう。

 

マイナンバーで年金のどんな情報がわかるようになる?

ちなみにですが、マイナンバーと年金情報が連結されることで、どのようなことがわかるようになるのでしょうか?まずあるのは手続きの際に必要な資料が減るということです。これは行政にとっても手続きをする人にとっても嬉しいことです。また、年金手続きに必要な時間が短縮されたり、保険料金がより正確に徴収できるようになったり、そうした部分での改善が期待できそうです。

もっと大きく、国としてのメリットもあります。社会保障費の削減効果や、保険料の徴収を強化するという側面も期待されています。特に全国で約75万社もの会社が厚生年金の保険料負担を不正に逃れていると言われています。これをきちんと取り締まることができれば、国としての税収増、また社会保険未加入の人を減らすことにもつながるメリットがあると言えそうです。その額は約2兆円にもなるとも言われています。年金財政が不安視される国としては、このうえない収入となりそうです。

 

 

このようにマイナンバーは1人ひとり、本当に異なる番号が割り当てられています。
基本的には変更することもできませんから、大げさにいえば一生付き合っていく、自分だけの番号だということです。

12桁と少々長い数字ですが、自分だけの番号として、大事にするのがいいのかなと思います。お読みいただきありがとうございました。