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マイナンバー制度をがっつり勉強する

マイナンバー制度の概要、そして詳細を理解することを目的としたブログです。

マイナンバーのセキュリティって本当に安全なの?

知っておきたい大事な情報

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マイナンバー制度が開始されて約2か月。既にいくつかの不具合やトラブル、犯罪といったものが見られます。こういった状況を見るに誰もが不安になると思うのが、マイナンバーって本当に安全なのかということです。本当にマイナンバーは安全なのでしょうか?

 

仕組みと技術で完全なセキュリティ?

国としてはセキュリティの体制に自信があるようです。たとえば、マイナンバーは絶対に同一番号が出ないように住民票のコードをもとに、暗号化をかけるなど工夫がされています。また、個人番号カードに入っているICチップについても、偽造を防ぐために光が照射されるとメモリされている内容が消去されるという高度な技術が用いられています。ハイテクな技術に加えて手間暇をかけて仕組化されているわけです。

とはいえ、下記のようにさまざまな疑問もあると思います。

 

・そうはいってもカードを落としたら、高度な技術も意味ないでしょ?

確かに落としてしまったら問題です。ただ、番号がわかっただけで個人情報が盗まれるわけではありません。また、落とした際には、クレジットカードや銀行のカードと同じように24時間受付可能なコールセンターが設置されているので、そこに連絡をすればすぐにカードの利用は停止することができます。

 

・でも番号がわかっただけでも、個人情報を引き出されちゃうんじゃないの?

確かにこれもそうかもと思える疑問ですが、実はそんなことはないのです。マイナンバーの番号は上述したように、住民票をもとに完全にランダムな数字が割り当てられています。よって、そこから何か情報を出力するのはむずかしい仕様になっています。

また、個人情報は各機関ごとに管理されています。たとえば、年金関連なら日本年金機構、税金関連なら税務署というふうに、各機関で情報を保有しています。相互に情報をやりとするにしても、マイナンバーではなく機関ごとの固有の番号を利用することになっているので、マイナンバーの個人番号カードを落としたからといって、そこからありとあらゆる個人情報が漏えいするわけではありません。

このようなことを知らずにいると、逆にセキュリティが危険だから今すぐ対策が必要などという業者にカモにされてしまう危険性もあります。私たち個人個人がリテラシーを高めることも、マイナンバーのセキュリティを高めるために非常に重要だと言えるのではないでしょうか。

 

・それでも人的失敗やサイバー攻撃の危険性

このようにさまざまな角度からセキュリティを高める努力が行われているマイナンバー制度ですが、これらは実は既にマイナンバーに近しい制度を導入している各国の制度を参考にしたと言われています。代表的な国としてアメリカ、デンマーク、オーストリア、お隣の韓国でも住民登録番号制という制度が導入されています。

実はそのどれもが万全というわけではなく、様々な問題点が生じています。後発の日本としてはこういった先行者を参考にして、高いセキュリティのための技術と仕組みをつくりあげたということです。

開始2か月で同じマイナンバーが見つかってしまった日本

しかしながら、それでも完全なセキュリティ体制にはなりえないというのが実情です。先行者である韓国では2014年に約1億件、アメリカでは2015年に約2千万件もの、個人情報漏えい事件が発生しています。これはサイバー攻撃によって起こったことですが、同様のことが日本におこらないとはかぎりません。

また、日本においても2016年2月、なんと同じマイナンバーの方が出たということが発覚しました。冒頭では絶対に同じ番号にならないような計算方法が導入されていると書きましたが、この件はなんと役所の職員の勘違いによって生じたそうです。これはいくらコンピューターでハイテクな方法を用いていても、防ぎようのないことです。必ずしも職員さんだけに問題があるというわけではなく、こうしたヒューマンエラーというのはどうしても生じてしまうものなのかもしれません。

 

 

以上、このようにマイナンバー制度は細心の注意をはらってセキュリティ対策が行われてはいますが、既に日本でも想定外のトラブルが起きてしまっています。そう考えると、決して完全だとは言えません。何があってもいいように、私たち一人ひとりが自衛策を考えておくべきだと言えるでしょう。

 

お読みいただきありがとうございました。