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マイナンバー制度をがっつり勉強する

マイナンバー制度の概要、そして詳細を理解することを目的としたブログです。

マイナンバーが理想どおりの未来になれば、どんな素晴らしい社会になるの?

社会とつながるマイナンバー

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マイナンバー制度が始まって約3ヶ月。便利さを実感した人もいれば、いまだ個人番号カードももらっておらず、なんだか始まっている実感があまりないという人もいるでしょう。同時にわずか3ヶ月ながら、すでに同じマイナンバーの人が発見されてしまうなど、セキュリティ面・システム面での不安も少なからず露呈されています。

今後、マイナンバー制度はどのように進行するのでしょうか、また政府の理想どおりに制度が構築できると、いったいどのような素晴らしい未来が訪れるというのでしょうか。考えてみたいと思います。

 

もしかしたら、SF映画みたいな未来社会が来るかもしれない!?

まず、本当に理想的というと、さまざまなSF映画や漫画に出てくるような社会が到来するかもしれません。有名なSF映画というと下記のような作品が挙げられます。ブレードランナーは、英ガーディアン紙が発表した世界中の科学者60人が選んだ「ベストSF映画」の1位にも選ばれています。

  • ブレードランナー
  • 2001年宇宙の旅
  • ターミネーター
  • 地球の静止する日
  • アイランド
  • スター・ウォーズ
  • アイ,ロボット

こうした社会が本当に訪れる可能性は決してゼロではないのかもしれません。

マイナンバーが描く未来社会

というのも、現在公開されているマイナンバーの未来像として、2020年ころに現在のような各種のカードをなくして、個人情報をスマートフォンのようなデバイスにひとまとめにする案や、さらには生態認証にするといった構想が描かれています。

2020年というと、とてつもなく未来のように思っていた人もいるかもしれませんが、すでにもうわずか4年後の話です。さすがにそれまでにすべての手続き等が生態認証になっているということはないでしょうが、この4年でその点についての議論が進むことは間違いないでしょう。

たとえば、パソコンにおいては本体やマウスにおいてはすでに生態認証が可能なデバイスも存在しています。技術的には決して不可能な話ではないのです。

インドにおける生態認証の事例

そのような社会を実現させようとすでに取り組んでいる国もあります。それは意外にも思えますがなんとインドです。インドでは日本のマイナンバー制度に似た制度として「アドハー」というプロジェクトが進行していますが、このシステムではインドの総人口10億人以上の生態認証データを管理して、各種の手続きに利用しようとしています。

インドで進む壮大なプロジェクト「アドハー」

日本の約10倍もの人口がいる大国家です。日本でのマイナンバー制度施行に伴う混乱を見ても、インドの取り組みがいかに大変であるかは想像がつきます。しかしながら、なんとインドでは10年にも満たない期間ですでに9億人以上の生態情報をデータベースに登録しているといいます。背景にはインドを代表するIT企業であるインフォシス(Infosys)が参加していることもあるようです。国だけではなく民間企業が全面的にバックアップしていることで、世界各国が驚くようなAPIやSDKがどんどん公開されているのです。

本格的な活用にはまだいたっていませんが、既に全国民の70%を超える9億人が登録されていることを考えると、本格的な運用段階に入るのも決して遠い未来ではないでしょう。将来的にはさまざまなヘルスケア情報を集約しての適切な医療サービスの提供、保健サービスの提供、さらには運送分野での改善、そしてもちろん各種の煩雑な行政手続き等の効率化などを検討しているそうです。日本のマイナンバー制度の理想的な未来についても、実はアメリカやヨーロッパ先進国ではなく、案外インドのアドハーの中に隠されているのかもしれません。

 

現実的な状況について

夢のある話、壮大な話をしてきましたが、現実にはマイナンバー制度が適用されるのは、最初の3年は社会保障・税金・災害対策の3分野だと言われています。上述したような、理想的な社会の到来にはまだ時間がかかるでしょう。

オリンピックまでにどこまでシステムを整備できるか

1つの目処となるのは2020年の東京オリンピックでしょう。たとえば、オリンピックのチケット販売については、マイナンバーを利用することが検討されているそうです。これがあれば、購入者がどの会場にいるのかということが把握できます。マイナンバーがあることで、スムーズな購入だけではなく、テロ対策等にも役立つことが想定されています。

また、海外から訪れた人にも臨時のマイナンバーが配布されることも検討されているそうです。これがあれば、オリンピックやワールドカップといったイベントで起こるチケットの転売等を防ぎ、安心安全、清廉な大会であることを世界にアピールすることができます。国の威信をかけたイベントにおいては非常に有効な施策だと言えるでしょう。

しかし、これらもまだまだ検討段階です。今後どのような展開を見せていくのか、日本国民みんなが注視したい話題だと言えるでしょう。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。