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マイナンバー制度をがっつり勉強する

マイナンバー制度の概要、そして詳細を理解することを目的としたブログです。

マイナンバーで実際に起きた詐欺被害と海外の事例

セキュリティやプライバシーの話

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マイナンバー制度がはじまってはや3か月。なんだかほとんどマイナンバーに関わらないままできてしまったという人もいるかもしれません。2016年4月5日に下記のような見出しのニュースが報道されました。

「マイナンバー発券227万枚 カード申請の2割、障害響く」

(産経新聞)

マイナンバー制度の浸透はまだまだこれから

ようはマイナンバーの個人番号カードをつくるところが、システムの障害続きで希望者のうち2割くらいの人間にしかカードを配れていなかったようです。気になったのは現在発行したのが227万枚というところです。それで2割ということは希望自体は約1000万件というところなのだと思います。

この点については、実は3月の頭頃にも総務省から発表がありました。その時点で希望の受付件数が約900万件。発行済みは約106万件ということでした。総数が1000万件とするならば、日本の国民のおおよそ12分の1くらいです。制度が始まって3か月、それで12分の1の申請というのは多いのか、少ないのか。まだまだマイナンバーによって私たちの生活が便利になるというところまでは時間がかかりそうです。

 

相次ぐシステム障害や詐欺被害

一方で制度開始から今まで、上述のようなシステムトラブルや詐欺被害についてはいろいろと世間を賑わせています。聞いたことがある人も多いでしょう。たとえば下記のようなものがあります。

制度運用開始前

制度の運用が始まる前に起きたこととしては、偽のマイナンバーを伝えて大金を要求するといった詐欺が話題になりました。また、名義貸しを口実に現金を要求されたり、警察の名をかたるなどといった被害も出ていました。マイナンバーに限らず、理解が十分でないお年寄りを狙ったり、制度開始直前の混乱期を狙ったりと、気を付ける必要があるでしょう。

2016年1月以降の実害

実際に制度が始まった2016年以降も、こうした被害は起きています。

  • スーツ姿の男性が訪問、マイナンバーを受け取るにはお金が必要と言われ、3万円支払ってしまった(近畿地方・70代男性)
  • マイナンバーを教えたら偽の弁護士から名義貸しをしたと警告。500万円を支払った(東海地方・80代女性)

こういった内容で2016年度の2月7日までに342件もの相談があったそうです。もともと懸念されていたことではありますが、今後もこうした詐欺、セキュリティ上の問題が出てくることは十分に考えられます。

上述のようにマイナンバーカードが未だ約200万枚しか配られていない状況で、既に多数の被害が出ているわけです。これが国民全員にカードが行き渡るとなると、上記のような犯罪以外にも、様々な問題が一気に増えてくるのではないでしょうか。

実際に今後どのようなことに気を付ければいいのか。マイナンバー制度でいえば先輩にあたる各国での事例をもとに考えてみましょう。

 

海外であったマイナンバーの詐欺被害

さて、それではマイナンバーに近しい制度を導入している他国では、これまでにどのような詐欺被害があったのでしょうか。1930年代からマイナンバーに近しい制度を行っているアメリカと、1960年代から行っている韓国の2つをとりあげます。

アメリカで起きた借金地獄事件

さて、まずはじめはアメリカの話。高校を卒業した女の子が初めて自分のクレジットカードをつくろうとしたら、なぜか拒否。学生でも受かる審査の緩いカードのはずなのになぜだろうと思い調べてみると、なんとクレジットカードで約1億円もの借金をしていることになっていたそうです。原因はアメリカでのマイナンバーである社会保障番号が盗まれていたことでした。いつの間にか本人に成りすまされて、勝手にカードで買い物をされていたというわけです。

韓国で起きたマイナンバー販売事件

次は韓国の事例です。2008年頃から立て続けに個人情報の流出が起きた韓国ですが、その際に盗まれた番号が売買されるという事件も起きています。2014年にはなんと約1億人ものマイナンバー情報が流出してしまっています。犯人はクレジットカード会社のシステム構築をした人間で、USBに機密情報を入れて持ち出したそうです。ベネッセで起きた個人情報の流出事件と非常に似ています。

細かい内容は違えど、国民総背番号制という基本は変わりません。セキュリティを強化するためには、こうした各国の事例はきっと役立つはずです。ちなみに、それぞれの国の制度の詳細については下記記事に詳しいので、ぜひ合わせてご参照ください。

 

 

以上、お読みいただきありがとうございました。