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マイナンバー制度をがっつり勉強する

マイナンバー制度の概要、そして詳細を理解することを目的としたブログです。

マイナンバーに見る広報・PRの重要性

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先日も書きましたが、マイナンバー制度が始まって1年以上が経ちました。1年前にはあれだけメディアを騒がせていたマイナンバーですが、今やほぼ見かけなくなってしまいました。最近のニュースによれば、2017年での日本全国の個人番号カード取得率は約8%程度にとどまっているようです。

あの騒ぎは何だったのだろうという思いと、本当にこれからの生活が便利になっていくのか、どうしても疑問を感じざるを得ません。1年以上経った今でも、マイナンバーって結局何のためにあるのと思っている人もいるのではないでしょうか。

いったいなぜこのようなことになってしまったのでしょうか?

 

伝え方の問題があるのではないだろうか

個人的に思うのは、国民への伝え方、広報の仕方が失敗だったのではないだろうかと思うのです。マイナンバーをやるよと言った瞬間から、四方八方、いろいろな専門家から批判をされていました。それで知名度が上がったといえば上がったのでしょうか、そこでマイナンバーにネガティブなイメージを持たれてしまった部分もあると思います。

充実している内閣官房の広報用ページ

一方で、内閣府のマイナンバー用ページを見ると、すんごい資料は充実しています。当たり前でしょうが、制度をつくった国の偉い人たちは徹夜もいとわず、めちゃめちゃ頑張ったっぽいことは伝わってきます。

上記のような批判にあったように、制度の仕組み面での問題もあるのでしょうが、これだけ努力したことを頑張ったことを、もうちょっと上手く伝えていれば、今のようにメディアからも国民からも忘れ去られるということはなかったんじゃないかと思います。

 

何をもって伝えるべきか?

伝え方となると、伝える手段、内容、いろいろあると思いますが、何が改善されればよいのでしょうか。マイナンバーに限った話ではなく、民間企業の商品だとしても、これはすごく難しい話になっているんだろうという気はします。

先日も日本新聞協会の発表によれば、新聞全体の発行総部数は前年に比べて約2%、100万部も減ったそうです。これは今年に限ったことではなく、その前年も、その前も、2008年頃から続いている現象だそうです。ちなみに、部数がピークだった1997年は約5,400万部だったのですが、今はそこから1,000万ほど減って約4,300万部ほどになっているそうです。こうした利用者の減少はテレビにも言えることでしょう。

今から10年・20年前であれば、テレビと新聞で積極的に広報をすれば、国民全体に何となく伝わった感も得られたのでしょうが、このように人々が情報を得るメディアが多様化してしまった現代は、政府広報としても何をどう伝えれば最も効果的に多くに届くのかということには、頭を悩ませているのでしょう。

 

住基ネットの失敗、マイナンバーの失敗

同じような失敗には住民基本台帳ネットワークシステム、住基ネットがあります。こちらも税金も含めて1兆円くらいのお金が投資されたにも関わらず、日本全体での普及率は約5、6%くらいでしかないそうです。

冒頭でも書いたように、各種のニュースによれば、個人番号カードの申請をして取得した人は全国で1割にも満たないようです。住基ネットよりは良い数字のようですが、この先さらに増えるのか、そして実際に使われるのか、そのあたりは注視したいところです。

2017年が勝負の年?

下記記事にも書きましたように、2017年からは徐々に本格運用が始まっていくようです。もう今さら後にも引けないわけですから、これまでの失敗を活かしてどうやったら普及率を押し上げられるのか、そのための施策に期待したいところです。

 

アメリカで重宝されるパブリックエンゲージメント

じゃあ具体的にどうするかというところなのですが、アメリカでは政府系などの広報を効果的に行うためのパブリックエンゲージメントという考え方が発達しているそうです。これはPEと呼ばれもともとはイギリスでまれた考え方のようです。

オバマ大統領はこの考え方を利用して政策運営をしていたようですし、先の大統領選においてもトランプ大統領のメディア戦略の巧者ぶりというのは注目されていました。

30年前ならいざしらず、日本とアメリカ、国は違うといっても、広報をするための環境や方法について、そんなに大きな差はないはずです。アメリカでこれだけ多くの成功例があるわけですから、2017年のマイナンバー広報については、このパブリックエンゲージメントを利用して、どうにかマイナンバーのよさがさらに周知されればいいなと思います。

 

 

思いつきでぽろぽろと書いてしまいましたが、こうやって書いていても自分がいかにモノを知らないかということを思い知らされます。PRについてはここ5年くらいでずいぶんと書籍も増えたようですから、もうちょっと勉強して、改めてパブリックエンゲージメントについて考えてみたいなと思います。

以上、お読みいただきましてありがとうございました。